2017.03.03投稿
今日は、ひなまつりの集い『二胡とふれあう』と題して、
宮本陽子さんによる二胡のミニ演奏会を開催しました。
14時過ぎから参加者の方が少しずつ集まり、店長 圓井が挨拶しひなまつりの集いがスタート。
拍手で宮本陽子さんを迎え、登場されると一層大きな拍手が起こりました。
「蘇州夜曲」から始まり、「浜辺の歌・赤い靴」のメドレー、3曲目の「また君に恋してる」と続きます。
目を閉じて深く深く聴き入っておられる方、小さく頷きながら聴いておられる方、皆さんそれぞれが、何かに想いを寄せておられるようなそんな雰囲気でした。
曲の合間合間に二胡についてのお話を交えながら演奏会は進んで行きます。
始めた頃は針金を擦るような音しか出ず、音らしい音が出るのにかなりの月日がかかったこと、どうしてこんな難しい楽器を始めてしまったのか・・・と思う日々だったそうです。
3曲目を終えた後のお話は二胡を始めるキッカケでした。
満州にお住いの頃、お母様が二胡の音色がお好きだったこと。
テレビで二胡の演奏を見て始めようと思ったこと。
先生との出逢い。
参加者の方から「お母さんには聴かせれたの?」と言う質問があり、
お母様がご健在の頃、まだ始めてから日も浅くギコギコ音だったようですが、お母様からは
「こんな音だったけ??でも懐かしい」
「早く上手になって聴かせてね」
と言われていたようです。
現在、福祉施設で演奏している時、お母様に聴かせているような、そんな気持ちで演奏していると言われていました。
このお話を挟んで4曲目から、宮本さん本人も「緊張がほぐれた」と、すごく伸び伸びと演奏されているように感じました。
アンコールでは「北国の春」を演奏。
約40分の演奏が終わり、皆さんに二胡に触れてもらったり、コーヒーとミニケーキでゆっくり過ごしていただきました。
最後は皆さんで記念撮影。
参加者の皆さんから、
「蘇州夜曲では胸が詰まり涙が出そうになった」
また宮本さんを昔から知る方は、
「昔から知ってるからより感慨深かった。二胡の音色を聴くのは初めて。生で音を聴くのは余韻があって良い」
などのお言葉をいただきました。
この企画をお客様にお知らせしたところ、翌日には定員に達しました。
皆さんが宮本さんにお会いするのを心待ちにされていて、また、私たちもこの日が来るのを楽しみにしていました。
この機会を作って下さった五島さん、また、お忙しい中参加して下さったいつも私たちを支えて下さるお客様、そして皆さんに音色を届けて下さった宮本陽子さん、本当にありがとうございました。
参加者の方からすでに「第2回を!!」と声をいただいております。
皆さんの癒しの空間を造っていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。